足の番人の仕組みが国際産学連携本部主催 筑波クリエイティブ・ キャンプ・アドバンスト優秀賞・審査員賞 ダブル受賞しました!

  1. 活動報告

一般社団法人 足の番人とは、「危ない足」「危なくない足」の違いを熟知し、患者さん、利用者さん、お客さんの足の問題点を察知することで、足の評価や、フットケアに関わることでトラブルの悪化を防ぎ、寝たきりやフレイル、歩行障害の予防する地域の足を守るゲートキーパを育てる団体です。

今回の活動報告は今までと少し違い、足の番人を「足から作る健康事業」として広報し、コンテストに出て、賞をいただけたので足の医療の必要性お話を出来ればと思います^^

足を守ることは健康を守ること。この人生100年時代にいつまでも元気に歩き続けるためには、正しい足や靴、セルフケアの知識が必須です。
私たちは足について学びを提供することで、自分の、身の回りの方の、そして地域の「足と健康」を一緒に守ってくれる「足の番人」を増やしていきたいと思っています。そのために今回は筑波大学で発表させて頂く機会を得ました。

知っていましたか?

年間1万人以上の方が足を切断しています。これは小指などの小切断を含めず、膝下からの大切断だけの人数です。
下肢切断リスクが上がるのは糖尿病と末梢動脈疾患です。
糖尿病はとても身近な病気ですね!2025年には全世界の糖尿病人口が現在の約2倍の4億人に達 し、約2億人がアジアに集中すると2006年末の第19回世界糖尿病学会で出されました。

また末梢動脈疾患は足の血管に動脈硬化が起こり、血管が細くなったり、詰まったりして、足に十分な血液が流れなくなることで発症する病気です。

これにより、歩行時に足がしびれる、痛い、冷たいなどの症状が現れます。

ちなみに糖尿病患者が、1年後にはじめて足潰瘍を発症した率は7.2%でした。
つまり,糖尿病からくる切断を予防するには,神経障害によって足趾が変形(鎚状足趾や足のアーチ構造の消失など)したり、神経障害によって痛みを感じにくくなっている段階で発見し、適切な処置を継続することが必要という事なのですが、自覚症状が乏しい患者で足趾の変形やタコなどを発見するには,症状がない患者の足を診察する以外に現段階ではないです。神経症障害がある方であれば、半年に1回診察できればいいのですが、しかし、糖尿病の外来で糖尿病患者全員 の足を毎回診察するのは残念ながら非現実的な状況となっています。
また2つ目の疾患、末梢動脈疾患による血流障害に至っては、切断時年齢は60歳以上が大半でしかも予後が悪く死亡してしまうこともあり、全国レベルの疫学調査はありません。

2018.2.1-3.31に下北沢病院が行ったフットヘルス実態調査では2つの訪問看護ステーションと1つのデイサービスの利用者676名に対してフットヘルスの実態調査を行いました。20%を超えるトラブルとしては足のむくみ(35.1%)、足趾の変形(21.6%)、足の冷え(34.6%)、巻き 爪・陥入爪(32.1%)、肥厚爪(34.6%)、皮膚の乾燥(36.5%)などが挙げらました。
また要介護度が上がるにつれ、足趾の色調不良、巻き爪陥入爪、爪の脱落、爪の白濁、皮膚の乾燥などの有病率が上昇することがわかりました。全体の57.4%、特に要介護1までの39.6%、要介護2-3の60.4%、要介護4-5の91.3%が自身の足の裏を観察することが出来ず、本人以外のフットケア介入が必要であることが示唆されました。

このように地域の方の中で特に要介護を持っている方は、フットケアの介入が必要と言うことになります。
足の番人セミナーでは、あなたとあなたの大切な人の足を守る為の知識をつけられます。
足を守るために始めることは無料でも可能です。
医療関係者だけでは足を守ることはできません。
だからこそ今回発表でこのようなトロフィーをいただけました。

一緒にいつまでもいつまでも歩ける社会を作りませんか?
足を守ることはSDSDGsの3の全ての人に医療と福祉と11の住み続けられるまちづくりに関わります。

まずは入会から!
一緒に地域の方の足と健康を守りましょう!
是非ご参加ください!お待ちしています。

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