アドバンスコース カテゴリ②「骨・関節・運動機能」セミナー開催報告(2019年8月7日)

  1. 活動報告

セミナータイトル:アドバンスコース カテゴリ②「骨・関節・運動機能」
日時:2019年8月7日 水曜日18時30分~20時30分
場所:北沢タウンホール3階
担当講師:下北沢病院 足病総合センター 菊池恭太医師
受講者人数:53名

一般社団法人 足の番人とは、「危ない足」「危なくない足」の違いを熟知し、足の評価やフットケアに関わることで患者さん・利用者さん・お客さんの足の問題点を察知し、トラブルの悪化を防ぎ寝たきりやフレイル、歩行障害の予防をする“地域の足の守るゲートキーパ”を育てる団体です。

今回のアドバンスコースは、下北沢病院の菊池恭太医師を講師にむかえ「足の機能解剖と痛み」という講義でした。
会場はいつもと同じく足に意識を向ける多業種の参加者の皆様で満席となりました。

立ったり歩いたりスポーツしたり、、特に意識しなくとも足はさまざまに動き、私たちの生活を支えてくれています。
そんな「足」は、どのような特徴を持ちどのような役割を果たしているのでしょうか?
動く時には、どのような変化をするのでしょうか?
「歩行」の定義は?「歩行」を図解すると?
菊池先生はひとつひとつ丁寧に、説明してくださいました。
説明を聞きながら、多くの方が机の下で足を触ったり動かしていらっしゃいました。

足の特徴を確認したのち、次のテーマは「足はどうして痛むのか」でした。
『ここが痛い』という言葉の奥にどのような状況がありどのような原因があるのか、具体例を挙げながら解説してくださいました。
レントゲンでは異常がないが痛みがある、爪のトラブルと足ゆびの変形との関係など、よく耳にする症例もあり参加者の皆様はうなづきながら聴講していらっしゃいました。

今回の講義で、「足もチームで働く」という言葉が大変印象に残りました。
骨や筋などの足を構成するものを意識すること、ある部分の働きが不十分であると他に負担がかかること、自分でできるケアや気をつけるべき点など「足」を多角的にみることが大切であると学びました。

今後の足の番人セミナーの予定といたしまして、
●9月7日土曜日に同じカテゴリ②の「膝の機能と構造」を開講します。
●9月21日土曜日は午前・午後通しての開講となり午前はベーシックコース、午後はアドバンスコースカテゴリ⑥「靴・インソール」となります。
※会場は成城ホールです。
※午後のアドバンスは残席わずかです!お申込みはお早めにどうぞ。
●10月6日日曜日には年に一度のイベント『足の番人サミット』を主催いたします。
足の番人サミットには、会員の方向けの参加費設定もありますのでぜひ9月21日のベーシックをご受講のうえ、会場にお越しくださいませ。お待ちしております。
※会場は昭和女子大学8号館(6階)「オーロラホール」です。
※『足の番人サミット』https://www.foot-project.net/about-ashinobannin/event/

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